はじめに
サウナは、皆さんのご存知の通り疲労回復に最適です。
通常のサウナ利用でも疲労回復効果はあり、筋肉や脳を酷使した日にはサウナを利用して次の日に備えることはとても良い利用方法です。
加えてサウナでマッサージをすることで、サウナの疲労回復効果に相乗効果が生まれます。
ですが、サウナには暗黙のルールがあり、それは「他人の迷惑にならない行動をする」ことです。
「サウナ中に話さない」「汗を飛ばさない」「体が濡れている状態でサウナに入らない」などの守るべきルールやマナーがあるため、マッサージを行うときにはこのルールから逸脱しないようにマッサージを行う必要があります。
この記事ではサウナで行った方がいいマッサージ方法の紹介を行います。
疲労がピークの際はぜひ実践してみて心地よいサウナを感じましょう。
目次
- サウナの疲労回復効果とは
- 眼精疲労におすすめのマッサージ方法の紹介
- 柔軟性の向上におすすめなヨガのポーズとは
- ツボを押して肌トラブルの改善へ
- 最後に
サウナの疲労回復効果とは
サウナに入ることで疲労回復効果があります。そのメカニズムについて解説していきます。
血行促進による筋肉の疲労回復
サウナに入ると血管の柔軟性が向上するため、血液が循環しやすくなるため全身に血液が循環されるようになります。
血液が運んでいるものは酸素だけではなく、筋肉に蓄積される疲労物質も一緒に流してくれるため、筋肉の疲労が抑えられるのです。
脳疲労を改善する
サウナに入ることで結構の促進がありますが、その効果によって脳の血液量というのは約30%ほど減少するのです。
脳の血液量が減少することで考えることが強制的に少なくなり、脳を強制的に休ませることが可能になるため、脳の疲労が取れるのです。
また睡眠をとる際にノンレム睡眠の時間を長くしてくれます。
ノンレム睡眠時には脳を洗い流して老廃物も流し出してくれる効果があるため、サウナの利用で脳の疲労がより取れていくのです。
1眼精疲労におすすめのマッサージ方法の紹介
眼精疲労を放置していると目の充血やたるみ、クマなどの原因となります。
なので、サウナを利用したときにこのマッサージを行い眼精疲労をとっていきましょう。
マッサージ方法
①こめかみに指を当てて、目の周りを指で優しく撫でていくマッサージを行います。
②後頭部を両手で鷲掴みするように抱えて親指を襟足部分に当てるようにして円を描くように回して優しくマッサージをする。
注意点
マッサージをする際には、指圧に気をつけてあまり強くしないようにしましょう。強くしすぎると汗がかきにくくなるため、あまり強くマッサージをしないように注意しましょう。
1柔軟性の向上におすすめなヨガのポーズとは
このヨガのポーズを行う際は、高温のドライサウナではなく、少し温度の低いウェットサウナで行うことをおすすめします。
実際にサウナでヨガを行うことで柔軟性の向上があり、動きにもハリが出てきます。
バッダコナーサナのポーズ
両膝を曲げて足裏を合わせて両手で足先を掴み足を体に引き寄せるポーズで、サウナ中1~2分ほどキープしましょう。
ツボを押して肌トラブルの改善へ
サウナを利用しているときにツボを押すことで相乗効果により、肌トラブルの改善効果は向上するでしょう。
サウナには、血行の促進効果があり、全身にくまなく血液が循環しているため、ツボを押して老廃物を流すときには最適なタイミングと言えるでしょう。
ここでは、サウナ中でも押しやすいツボを紹介していきます。
合谷(ごうごく)
合谷は、人差し指と親指の間付近にあるツボです。
肌荒れや吹き出物、顔のむくみを解消するとされています。顔の肌のトラブルの際はおすすめできるツボです。
曲池(きょくち)
曲池は、肘の外側で、肘を曲げたときにできるシワの先端です。骨にぶつかる手前になります。
肌荒れや乾燥肌、ニキビや吹き出物といった肌のトラブルに効果を発揮します。合谷とは乾燥肌にも効果的であるという点があります。
2注意点
ツボを押す際には、ただ強く刺激をすればいいわけではありません。ツボにゆっくりとあつを加えて、いた気持ちいいくらいの強さで5秒間キープしましょう。
不調な場所ほど刺激をすると硬く感じたり、痛いと感じる時があります。サウナの空間では、高温空間で気持ちよく感じますが、長時間は脱水症状の元になるため、区切りをつけるようにしましょう。
最後に
この記事では、サウナのマナーに反しないような疲労回復効果を促進させるマッサージ方法について紹介しました。
サウナ室では、周りの迷惑にならないように極力動かないマッサージをピックアップしているため、すぐに実践することが可能でしょう。
疲労が溜まっている人にはぜひご参考いただいて利用してみてください。
参考文献
1加藤容崇,医者が教える究極にととのうサウナ大全,ダイヤモンド社,2023/8/22,P122,123,150,151,134,135
ファイテン株式会社,特集 症状 肌荒れ・乾燥肌,https://www.phiten.com/tsubo-care/symptom/rough-skin/