はじめに
皆さんはどのようにしてストレス解消をしていますか?
社会に出て生きていく上で、ストレスとは切っても切り離せないものです。ストレスを感じることが悪いわけではなく、ストレスがかかるからこそ人は成長しますし、悪いことだけではありません。
この現代社会においては、やはりストレスが多くかかるものです。
過度なストレスは、精神病を患う原因になります。また、精神病だけではなく、体にも害があります。
この記事では、サウナによるリラクゼーション効果を利用した、ストレスの軽減について解説していきます。
ちょうど良いストレスとの関係を構築していきましょう。
サウナとは?
サウナとは、高温の環境下に体を置いて、体内温度を高めていく入浴方法になります。別名「蒸し風呂」と言われています。
基本的には、サウナに入るというと、「サウナ→水風呂→外気浴」のセットを込みでサウナに入ると言います。サウナはサウナに入るだけでは、完結しないのです。
サウナによるリラクゼーションのメカニズム
サウナの一連の流れをした時、最後は副交感神経が優位な状態で、サウナを終わるでしょう。副交感神経が優位な状態とは、とてもリラックスした状態のことを指し、ストレスから解放されている状態とも言えるでしょう。
サウナは、高温空間から急激な温度差の水風呂に入るという過程で交感神経を優位にします。その後、じっくりと体温を戻すために外気浴などで休憩を行うのですが、その際には、副交感神経が優位になります。
この温度差のギャップがより深いリラックス効果を得られるようになるのです。
また、サウナに入ると、無理やり脳を休息させてくれるため、脳疲労が解消されて、リラクゼーション効果のお助けをしてくれているのです。
サウナと精神病:研究と結果
実際にうつ病患者の人がサウナに入ることで、うつ病の症状が和らいだというお話をよく聞きます。
精神疾患のリスクを減らせるかぎとなるのは、「DMN(デフォルト・モード・ネットワーク)」であると推測されています。
DMNは、ぼーっとしているときのことを指します。意識的には、何も考えていないと思うのですが、実は、無意識のうちに考えているようで、脳の約70~80%ほどのエネルギーを消費しているとのことです。
このDMNの活動性が高まっている際に無意識に過剰に自分と向き合ってしまい、結果、その負荷に耐えきれずに潰れてしまうということです。
サウナに入ると…
サウナに入ることで、このDMNの活動が低下します。これは、脳への血流が弱まることで、ごちゃごちゃ考えれなくなるからです。
何も考えなければ、DMNの活動性が低下して、結果として、精神疾患にかかりにくくなる。症状を和らげることができるということになるのです。
精神疾患だけではなく、仕事へも
サウナに入ることで、DMNの活動性が低下することで、精神疾患への対策だけではなく、仕事への集中力の強化にもつながります。考えれなくなることで、無理やり脳を休ませることができるため、脳がスッキリとして、アイデアが浮かびやすくなります。
また、脳がスッキリとして、集中力も向上するため、精神疾患のためだけではなく、仕事の効率の向上にも役立てていけそうですね。
まとめ
この記事では、サウナによる精神疾患への影響について解説しましたがいかがでしたでしょうか?
この記事を要約すると、
- サウナは精神疾患への予防や症状の緩和に有効的
- サウナによるリラクゼーション効果は脳の疲労をとってくれること
- 集中力の向上にも役立つことができる
実際にどんな効果があるかを知っているか、知らないかで、サウナの利用方法も変わりますし、意識するだけでも気持ち的にはすごく効果的になりますよね。
サウナへの効果を改めつつ、サウナを習慣化して、現代社会で浴びるストレスから身を守っていきましょう。
参考文献
加藤容崇 . 医者が教える究極にととのうサウナ大全 . 2023年7月25日 . P134~137