はじめに
皆さんは、熱による妊活への影響をご存知でしょうか?
妊活中にサウナを長時間利用すると男性の方では、精子の数に支障をきたし、不妊となる可能性が飛躍的に高くなります。女性側でもサウナを長時間利用することで、月経不順になる可能性があります。
妊活中に、男女ともにサウナを入ってはいけないというわけではありません。サウナが大好きな人にとっては、サウナに入れないことはストレスとなるため、より妊活にはよくない影響となるでしょう。
この記事では、妊活中にサウナを利用することで起こるデメリットや妊活中に気にせずサウナを楽しむためのやり方についてお話ししていきます。
妊活中でもサウナのやり方に気をつけてサウナ活動を行っていきましょう。
目次
- サウナで起こる男性への影響とは
- 妊活中の男性が気をつけるサウナの入りかた
- サウナ以上に妊活に影響を与えることとは
- サウナで起こる女性への影響とは
- 女性のための解決策とは
- 最後に
サウナで起こる男性への影響とは
サウナに入ることで、精子の数が減少してしまいます。
精子はもともと熱に弱いため、サウナを利用した際に精子が生成されにくくなったり、精子が死んでしまったりするため、不妊の原因となるでしょう。
しかし、一回のサウナの利用での影響で精子の量が減少しても1週間ほどで精子の数が元通りになるため、サウナを利用した時は、影響がかなりありますが、サウナを控えることで、元に戻るようになります。
妊活中には、過激なサウナを入ることは避け、短めのサウナで満足するようにしましょう。
妊活中の男性が気をつけるサウナの入り方
本来の精子の数や運動能力は確保されているため、そこまで気にするべきことではないかもしれませんが、精子の状況とかは、肉眼でわかるものでもないため、対策することに越したことはありません。
サウナ室では、精巣をタオルで守る
サウナ室では、直接熱が当たってしまうため、影響がとても強く出てしまうため、サウナ中はタオルを精巣にかけて、直接熱の影響が加わらないようにしましょう。
タイミングの1週間前にはサウナを利用しない
サウナに入ってから、元の精子の数に戻るまでには、1週間かかると言われているため、サウナに入るタイミングは妊活のタイミングよりも1週間以上前にしましょう。
サウナの利用タイミングと妊活のタイミングを考慮することでサウナの影響による精子の数の減少は気にならなくなります。
サウナ以上に妊活に影響を与えることとは
日常生活で支障を与えるものはピチピチのボクサーパンツなどです。熱がこもるため精巣にダメージを与えてしまいます。
他にも
- 喫煙
- 飲酒
- 肥満
などもサウナ以上のダメージを精巣に与えます。
妊活中は、サウナ以上にダメージを与える行為が存在するため、生活習慣を見直し日常生活にはより一層気をつける必要があります。
サウナで起こる女性への影響とは
週に一回程度サウナを楽しむだけでは、特に問題はありません。しかし、サウナを1週間に10回以上利用する、生粋のサウナーには、注意が必要です。
サウナを1週間に10回以上利用する女性は月経不順が起こります。
これは、サウナに入りすぎることで、「プロラクチン」と呼ばれる生殖抑制のホルモンを分泌してしまうためです。
この「プロラクチン」とは、子供が生まれた後にお乳から母乳を出すために分泌されるホルモンで、このホルモンが分泌することで、生殖機能が抑えられます。
サウナという過酷な環境に何回もさらされることで、このプロラクチンが通常よりも4倍以上分泌されるため、サウナの過剰な利用は妊活にとってデメリットにしかなりません。
妊活中のサウナは程よく利用することが一番です。
週に一回程度の頻度でサウナを楽しみましょう。
女性のための解決策
サウナは週1回程度の利用では、特に影響はありませんが、少しでも「プロラクチン」の分泌を抑えるおすすめの行為は
「サウナ中タオルで顔を覆うこと」です。
女性は、温度の感受性が高く、特に男性と比べて顔が敏感なため、顔をタオルで覆うことで、直接の熱を感じにくくなることで、「プロラクチン」がより分泌しにくくなります。
女性がサウナを利用する時は、基本的にタオルで顔を覆って顔に熱を伝わりにくいようにすることを意識してぜひやってみましょう。
最後に
サウナを利用する際に男性が気をつけるべきこととして
- サウナ中は、精巣にタオルをかけて熱をシャットアウト
- 妊活のタイミング1週間前にサウナを利用しない
- サウナ以外にも精巣に熱を与えないように
女性が気をつけるべきこととしては、
- 顔にタオルを当てて、「プロラクチン」の分泌を抑制
- サウナの頻度をできるだけ少なくする
以上が妊活で気をつけるべきことです。不妊は女性だけではなく、男性の方にも問題があることがあります。
女性だけではなく、男性も妊活の際は精巣にできるだけ熱を与えないようにして、男女ともに不妊の可能性があることを頭に留めて、男女がお互いのことを気をつけ合える関係を作っていきましょう。