はじめに

癒しを求めて、サウナにはいりととのっている人がだんだんと増えている現在。いつも通りのルーティンなのに、最近ととのいにくくなってきたと思う人もいるでしょう。

人間の体ですから、ととのう環境に慣れてきてととのいにくいと言うこともあるでしょう。しかしもしかしたら、ととのうために行なっている行為で間違った先入観で行なっていることが原因なこともあるかもしれません。

間違った先入観は、正しいと感じているため、間違っていることに気づくことも難しいでしょう。

この記事では、正しいととのいのテクニックについて紹介していきます。

ぜひこの記事を呼んで実践できることがあれば実践してみましょう。それだけでととのいやすさは随分と変わるでしょう。

目次

  • ととのうために一番の体調
  • サウナ愛好家と初心者との違い
  • スタートが一番肝心なサウナの入り方
  • どんなサウナがベスト?
  • 最後に

ととのうために一番の体調

サウナを入るときに体調のことは気にするかと思います。体調が良いか悪いかによって調整しないと安全にサウナを行うことができなくなるからですね。

このときに体調として気にすることは「寝不足ではないか?」「水分補給は十分か?」などといった体調の心配事を気にするかと思います。

そのときに項目を三つ追加しましょう。

  • 今日は頑張っていたか?
  • 今日はストレスがマックスか?
  • 疲れが溜まっていないか?

この三つを気にしたときに、一つでも当てはまれば、その日はととのうために万全な体調のサウナ日和になるでしょう。

ストレスホルモンが出ている時が一番ととのいやすい

サウナにおけるととのうという現象は、サウナでかかったストレスだけではなく、日常的にかかったストレスが最後の外気浴によって解放されるこのギャップによって極上のととのいになるのかが決定します。

なので、サウナでストレスホルモンを分泌させる前から、ストレスがかかっている状態であれば、通常時の時よりも上乗せされたストレスホルモンからの解放となるため、通常の時とは比べ物にならないほどの極上のととのいを実感することができるでしょう。

サウナ愛好家と初心者の違いとは

サウナ愛好家と初心者の最大の違いは「自律神経の安定性」と「知識の量」にあります。

ここでの知識というとサウナに入る時の「ポジショニング」、「姿勢」、「体の温め方及び冷まし方」などの体の使い方を指します。

実際にサウナに入った際の自律神経の動きが顕著になってきます。サウナ愛好家の方は、サウナに入っても自律神経が安定しているため、大きな振れ幅にならずに安定しています。

一方で初心者は、元々の自律神経が安定していないため、サウナでの交感神経や副交感神経への影響がもろに出るため、自律神経の働きがかなり活発になっていきます。

このように初心者の方が、振れ幅が大きいということは、整いやすいということが捉えられます。

愛好家でサウナに慣れれば慣れるほどサウナで整いにくくなっていくものです。

サウナ愛好家のととのうためのポイント

ポイントとして4つが挙げられます。

  1. 自律神経をじわじわと上げていく
  2. 大前提無理をしない
  3. 今までとは違う方向性を試す
  4. 己に集中すること

が挙げられます。

3は、サウナ熟練者になると通常のサウナでは、目新しいものを発見することは難しいかもしれませんが、視覚や聴覚を有効活用してととのうというやり方を考えてみるのもいいかもしれませんね。

スタートが一番肝心なサウナの入り方

サウナに入る時は、みなさん期待して熱くしよう熱くしようと考えるでしょう。

しかし、刺激を求めすぎてもそれは過剰なだけで逆にととのいにくくなる悪手になるでしょう。

サウナで一番大切なことは「サウナに入る時に副交感神経を働かせること」です。

サウナに入ると交感神経が働いてといわれますが、入る時は、気持ちいいなと感じる温度を選ぶことが大切です。この副交感神経を優位にさせて、徐々に交感神経が優位になっていく、過程が一番ととのいやすくするための方法と言えるでしょう。

はじめにしんどいと感じると脳内麻薬のエンドルフィンが分泌されません。しかし、気持ちいいと感じてサウナに入ることで、エンドルフィンが分泌され、長時間の滞在が苦にならないため、体の深部まで温めることができるからこそ交感神経が活性化しやすくなるのです。

1セット目は1段目でサウナを受ける

意外かもしれませんが、どんなにサウナに慣れている人でも1セット目は1段目と一番温度の低いところで受けることがいいのです。

最初の1セットが一番体に負荷がかかります。そのため最初から飛ばしすぎると後半はばててしまい、自律神経の動きが逆に低下していくため、ととのいにくくなってしまいます。

ですので、1セット目は、体を慣らしていくことを第一優先でサウナを行なっていきましょう。

どんなサウナがベスト

結論、「よく行く人の少なめなサウナ」が一番

近年では、いろんなところに、珍しいサウナができてきています。サウナの温度がめっちゃ高い施設、水風呂の温度が一桁台のキンキンに冷えた水風呂がある施設、アウフグースをメインとした施設などと、珍しいサウナができるたびにそのサウナに興味を示して一番いいのではないかと感じるでしょう。

しかし、そんなことはありません。もちろん新しいサウナにはその施設の良さがあるため、本当に素敵な施設は多いと思います。

サウナの場所、水風呂の位置、外気浴の場所が全て頭に入っている場所で、ある程度マナーが守られて、サウナ、水ぶろ、外気浴の動線が10歩以内人混みが少ない場所であれば最高です。

私個人的に一番大事だなと思うのは、動線だと感じます。動線については近ければいいと思います。この動線を一番気にしてサウナ選びをするようにしています。

みなさんもサウナ選びには、何か一つでも譲れないものがあると行きつけのサウナを決めやすいですね。

最後に

より上位のととのいを得るためには、

  • 体調の面でストレスを感じている
  • サウナの最初に気持ち良いと感じるための準備を行う
  • 1セット目は1段目で
  • サウナの場所は行きつけのサウナで、人が一番少ない時に

この5つのことをすることで、今までよりもととのいやすい状況を作れると思います。

個人的には、最後の人混みがないというところが一番肝になってくるかと思います。人混みのあるなしでだいぶサウナの感じ方は変わってきますので、ご参考になればと思います。

みなさんも行きつけのサウナホームを見つけて、極上のととのいを体験してみてはいかがでしょうか

参考文献

加藤容崇,医者が教える究極にととのうサウナ大全,ダイヤモンド社,2023/8/22

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