はじめに
サウナに入ることで、血管のトレーニングになり健康効果は絶大です。
サウナを利用することで、サウナ→水風呂→外気浴を1セットとしているため、その過程で温度の急激な高低差を体感することができ、その結果血管を広げたり縮めたりできるため血管のトレーニングになるのです。
血管のトレーニングを行うことは血流が良くなり、心筋梗塞のリスクを減少させると言われています。
この記事では、サウナによる血管への効果や心筋梗塞が発症してしまう原因について追求していきます。
なぜ心筋梗塞は発症してしまうのか
心筋梗塞が発症してしまう原因は、血管が硬いために、血液を送るためのエネルギーをたくさん必要としてしまい、その結果心臓の筋肉が栄養不足に陥り、筋肉が衰えて、うまく血液が回らなくなることで、心筋梗塞が発症するとされています。
元々血管とは柔らかいもので、血液の動きに合わせて、伸縮することで、余計なエネルギーを使わずに活発に血液を送ることができるのです。
しかし、血管はある一定以上硬化してしまうと柔らかさが戻らないとされています。したがって、血管がこれ以上硬化しないためにも血管を柔らかくするための方法が必要となってくるのです。
血管が固くなる原因は
- 食生活の乱れ
- 喫煙
- 運動不足
などが挙げられます。
血流の良さは健康の証
健康といっても幅広く、何が丈夫であれば健康と言えるのでしょうか?
健康診断で何も引っ掛からなければ健康と言えるのでしょうか?
健康であるというためには、血流を気をつけることが健康を保つために重要なことです。
血流とは、体全身をめぐり酸素や栄養素を体中に届けてくれるため、血流が良ければ、体中に満遍なく栄養素を運んでくれたり、老廃物を流してくれるため、体内を健康に保つことができるのです。
血流を良くするための方法とは
血流を良くするためには、「血管を鍛える」ことです。
血管を良くするためには、2つの方法があります。
一つ目は食生活の見直しです。
食生活を見直すことで、塩分摂取量を見直し、血管が固くなることを防ぎます。
そしてもう一つはサウナに入ることです。
サウナに入ることで、自律神経が刺激されて、血管を伸び縮みすることで血管のエクササイズをされることで血管を柔らかくすることができます。
サウナが血管を柔らかくするメカニズムとは
血管を柔らかくするためには、血管内で一酸化窒素の分泌が不可欠となります。
一酸化窒素の分泌による効果としては、血管を動かしてくれる筋肉に働きかけて、血管に力が入っているところを和らげてくれるため、血管を広げて、柔らかい状態をキープしてくれるのです。
では、一酸化窒素を分泌するためにはどうすればいいのでしょうか?
答えは、血流を活発にすることです。この一酸化窒素が分泌する条件には、血流が活発であることがあります。ですので、血流を活発な状態にしてあげることで、血管内では、一酸化窒素が分泌してくれるのです。
その点サウナはとても画期的で、サウナに入ることで、血管を無理やり伸縮させて、体内の血液のめぐりをとても活発にしてくれるため、一酸化窒素を分泌するためにはこの上ない好条件となるのです。
最後に
サウナによる血管への効果としては、血管を柔らかくしてくれて、血流を良くしてくれます。その効果により、心筋梗塞のリスクを減らすことができるのです。
心筋梗塞とは、血管が固くなってしまうことが原因で発症する病気ですので、血管を柔らかい状態で維持ができれば、その発症するリスクを抑えることができます。
しかし、ある一定以上の硬化してしまった血管はもう柔らかく戻りません。また、血管は目に見えるわけではないので、日頃からの手入れをして、そこまでの状態にしないように心がけることが大切です。
ぜひ、皆さんもサウナを利用して、血管のトレーニングを行い、いつまでも健康な血管・血液で健康な生活をしていきましょう。
参考文献
加藤容崇,医者が教える究極にととのうサウナ大全,ダイヤモンド社,2023/8/22,P138~140
小林弘幸,医者が教える心と体が本当にととのうサウナ習慣,Gakken,2023/04/06,P38~61